群馬県立近代美術館で「地域とアート」という、
妙義29エンナーレに関係ありそうな講演会があったので行ってきました。
お話はフランスのグレー村という、アーティストが自然と集まった村に関してでした。
グレー村というのは本当にただの農村だったのが宿が出来、世界中、そして多方面から芸術家が集まって発展していったということです。
そして、集まって、その後祖国に帰っていった芸術家達は、それぞれの国で芸術のキーマンになっていった、というド偉い場所のようです。
日本で言えば黒田清輝や浅井忠らがそうらしいです。
宿の出来る過程も面白くて、もともと農村だからもちろん普通の農家の家しかなく、
しかし、そこを画家が尋ねるわけです。
「この辺は風景も良いし、ここら辺に泊まって制作したいんだが」
最初は農家の人々も納屋や馬屋などをあてがっていたものの、余りにもそういった人達が増え、それならば、と自然と宿もやるようになっていったそうです。
農家の家は部屋も広いので、広いアトリエのある貸室など、独自の方向で経営をすすめていったということでした。
自然に出来たアーティストインレジデンスのようなものでしょうか。詩人や音楽家、文芸家などさまざまな芸術家が集まったそうです。
そして、日本にもいくつかそういった場所がある、とのお話だったので、妙義も…と、もくもく想像を膨らませていたら講演が終わってしまいました。
とても有意義な講演だったので、また行きたいと思います。
「地域とアート」講演会は全三回。
群馬近代美術館のホームーページに詳細があり、
電話などで申し込むことが出来ます。
さて、妙義29エンナーレ参加作家の三木さんが、
2010年度、美術予備校のパンフの表紙を飾ったようなので、
皆さん見てみましょう。
http://www.tachibi.com/univ/no43/univ43.htm
やっぱりキラキラマークですね。
それでは今回はこの辺で。
WEB広報担当でした。
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