今回は、高橋コレクション日比谷における「neoneo展女子」で群馬県富岡市出身の
作家さんが参加している、ということで見てきました!
うわ!日比谷きれい!おしゃれ!
ということで高橋コレクション日比谷も、とってもきれいでオシャレな空間でした
群馬出身の作家さんは大竹夏紀さんという方で、
作品はろうけつ染めという昔からある染めの技法を用いた作品でした。
ただ染料は化学染料などを使われているとのこと。
大竹さんの作品はとても明るくて、キラキラした生命力があふれ出ているかのようです!
ちなみに、この作品の中に見られるあざやかな青は、
パテントブルーという化学染料を使ってらっしゃるそうですが、
これは青色202号として皆さんの食卓?にのぼっているモノと同じモノらしいです
親近感が湧いてしまうのは自分だけでしょうか…。
このろうけつ染めを使って大竹さんは「アイドル」を描いています。
どういったことかというと…。
↓以下大竹さんのHPからの抜粋です。
『染色の伝統技法であるロウケツ染めで少女絵を鮮やかにPOPに描く。
テーマである少女とは「アイドル」のことである。
少女漫画のヒロインやメディアに登場するアイドル達は
かわいい魅力でキラキラとまぶしく見るものに夢を与える。
徹底して愛らしさを求められた少女達は
人々から憧憬され、誇張され、生身の現実感から離れてゆく。
そして人々の欲望と妄想で作られた少女像は圧倒的な存在感を放ち始める。
決してリアルではない仮想現実な夢である彼女達。
そんな現代の少女像「アイドル」を描く。』
http://bamboosummer.main.jp/profile.htmlより
ふむふむ。
自分にも分かるように書いてしまうと、
『アイドル』は現実とはかけ離れている存在だけれども、
それゆえかとてもキレイで美しい、夢を与えてくれる存在。
そんな魅力的なアイドルを発色などもキラキラでベストな
ろうけつ染めで描いている、ということでしょうか…。
(キラキラのアイドルを描くために色々試した結果、
絹に酸性染料を用いてろうけつ染めで描くのが
発色などもベストだった、ということです!
作品のキラキラの秘密はここにありそうです!)
わたくしWEB広報担当は、ビジュアル信仰とも言うべき現代の偶像崇拝の
一つのあるべき形を大竹さんの作品に見ましたよ…。
ええと…最後に、このブログをごらんの皆様に、ろうけつ染めを全くやったことのない
WEB広報担当が、図を用いてろうけつ染めを説明させて頂きます。
(間違ってたらごめんなさい…)
左図の点線の中を染めたいと思います。
↓点線をロウで囲みます。自分は筆を描いてしまいましたが、ロウを塗る専用の器具があるようです。
ロウを抜くには専用の薬品なども使うようです。
染料を定着させるには、高温の蒸気を用いたりするようですね。
以上、今回記事作成にご協力いただいた大竹夏紀さん、
どうもありがとうございました!
大竹さんの作品は、女性が存在しつづける限り輝き続けるような、
そんな作品だと自分は思いました!
neoneo展女子は12月27日まで行われています。
興味をお持ちの方は是非!↓
「neoneo展 Part2[女子]」ネオネオ・ガールズは岩戸を自らひらく
2009.10月31日(土)-12月27日(日) 11:00-19:00 毎週月曜日休館
会場:高橋コレクション日比谷
以上WEB広報担当でした~。
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